(順不同・敬称略)
 
 

取り返しのつかない未来を私たちは、また、選択するのか。戦前、戦中、戦後を知る女優達の朗読は僕には悲鳴にも聞こえた。目を瞑ってはいけない。耳を傾け、知らなくてはいけない。そして、沈黙してはならない。考えるのだ。

堀潤(ジャーナリスト)

 
 
主権在民。国の主人公は私たち国民だ。天皇ではない。ましてや総理大臣では絶対にない。彼が振り回している権力はそもそも私たちに由来する。そのことを謳ったのが現在の憲法。映画をみてこのことを確認しよう。
 
金平茂紀(TVキャスター)
 
 
 
現憲法の最も大事な部分とは、大戦争を引き起こした国家が、二度とその過ちを繰り返さぬように国民がその国家を縛った、という国民主権と平和主義を、厳密な日本語で厳粛に誓ったところにあるのだ、と分かり美しい日本語を感じて清々しい気持ちになる。
 
金子修介(映画監督)
 
 
 
凄い映画だ。日本国憲法前文こそが、天下の名文であるということが、見終わった瞬間に納得される。すべては、「人間」のために。私たちはもっと憲法を誇りに思ってよい。世界の最先端がそこにあったのだ。
 
茂木健一郎(脳科学者)
 
 
 
「思い」ひとつで映画にした感。最近の映画的サービス要素を一切排した潔さ。「新劇」の何たるかがわかった気もしました。
 
会田誠(美術家)
 
 
 
渡辺美佐子さん(月光の夏)、日色ともゑさん(郡上一揆)、寺田路恵さん(鯉のいる村)など仕事で出会った女優さんが次々登場、誇らしく思いました。平和の源流を観た思いです。井上淳一監督はよい仕事をされました。
 
神山征二郎(映画監督)
 
 
 
立派な仕事、を超えて、見事に日本国民としての責務を果たしながら、生きて暮らして表現をされている皆さんに心からの敬畏と尊敬の念を。永遠の平和を願うべく、未来人たる若い人たちと結び合おう。戦争を決して忘れません。約束します。
 
大林宣彦(映画作家)
 
 
 
いま、理想と現実の狭間で憲法が揺らいでいる、そんな大切な時期に私たちは生きている。国民みんなのための憲法、憲法を考えることはこの国の未来への責任なんだと思う。
 
フィフィ(タレント)
 
 
 
理想と現実は違う。だが、諦めてはいけない。理想に向かってどこまで努力を続けられるか、どれだけ近づいていけるか。渡辺美佐子による憲法前文の朗読と女優たちの思いが、何気ない日常を守り、豊かに生きる意味を教えてくれる。
 
増田ユリヤ(ジャーナリスト)
 
 
 
そうそうたる女優陣が一個人として朗読に携わっている姿が、なんだかとても説得力に溢れ、人間としての美しさを感じました。朗読の会は今年で終わりになってしまうという、今のこの日本の状況。観た方それぞれに、投げかける作品になるのではと思います。
 
重田千穂子(女優)
 
 
 
悲痛な叫びの台詞の数々が頭から離れず、涙が止まりません。この時代にこの作品が完成されたことは、そうなるべくしてなる、必然だったと思います。誰だって戦争で死にたくないじゃないですか。素晴らしい映画をありがとうございます。
 
大山真理(福祉施設職員)
 
 
 
昭和の時代に僕の企画で「日本国憲法ー平和-自由-愛ー」のタイトルのLPレコードを出した事がある。憲法を歌詞としてロックにした作品だ。昭和、平成、令和、時代は変わっても憲法は変わるべきではない。この作品をみて、思いはさらに強くなった。
 
喰始(ワハハ本舗演出家・放送作家)
 
 
 

この映画は戦争を風化させないため、また日本国憲法の素晴らしさ、大切さを知るために絶対に見なければならない!二度と戦争を起こしてはなりません。
日本国憲法は、日本国民のため、また地球の恒久平和、地球民族のためにあると思います。
絶対に日本国憲法が改正されないことを切に願い祈ります。

“ハルク”佐藤修(元WBA世界スーパーバンタム級チャンピオン)
 
 
 
荊の道をゆく井上監督の止められない映画。五輪だ新元号だ万博だと浮かれてる場合じゃない。倫理観に溢れた美しい国って戦争する国のことですか?渡辺美佐子さんと井上監督の危機感、哀しみ、悔しさ、優しさ。その百万分の一でも感じてくれたら、きっと何かを変えられる。
 
白石和彌(映画監督)
 
 
 
 

 

 

 

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